平成二十三年 斗魁文昌星

平成二十三年 出陣 斗魁文昌星 (とかいぶんしょうせい)  「斗魁(とかい)」とは、北斗七星の第一星・魁星(かいせい)より成る柄杓の升型部分の四星が神格化したものである。中国では、古くから高級官僚・科挙試験合格の神とされ […]

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平成二十二年 戻橋

平成二十二年 出陣 戻橋 (もどりばし)  京の都、堀川にかかる一条戻橋(いちじょうもどりばし)。源頼光(みなもとのらいこう)の使いに出た渡辺綱(わたなべのつな)が、深夜この橋のたもとで一人の美女に出会う。綱は女に、五条 […]

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平成二十一年 関羽

平成二十一年 出陣 関羽 (かんう)  中国三国時代、蜀漢(しょくかん)の英雄・関羽雲長(かんううんちょう)。 張飛(ちょうひ)と共に劉備(りゅうび)の義弟で、青龍偃月刀(せいりゅうえんげつとう)を手に、名馬赤兎馬(せき […]

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平成二十年 黒旋風李逵

平成二十年 出陣 黒旋風李逵 (こくせんぷうりき)  中国、北宋末、腐敗混濁した世にあって、好漢たちが権力に戦いを挑む水のほとりの物語、「水滸伝」より。 謀反の罪に問われ、刑場へと引きたてられた、宗江(そうこう)と戴宗( […]

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平成十九年 石橋

平成十九年 出陣 石橋 しゃっきょう  文殊菩薩(もんじゅぼさつ)の住む清涼山。露の落ちる音さえ響く深山幽玄。この山にかかる石の橋。橋の向こうは、文殊浄土。  橋を渡ろうとした寂昭法師(じゃくしょうほうし)を童子が呼び止 […]

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平成十八年 楠 多門丸

平成十八年 出陣 楠 多門丸 (くすのき たもんまる)  南北朝時代の武将 楠正成(まさしげ)の長子 正行(まさつら)が多門丸と名のっていた幼少時代の逸話である。 少年達がある夜、怪談話に興じていると、庭先に怪しげな炎が […]

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平成十七年 地震鯰

平成十七年 出陣 地震鯰 (じじんなまず) 「揺(ゆる)ぐとも よもや 抜けじの要石(かなめいし)鹿島(かしま)の神の あらんかぎりは」という古歌がある。古来、地震は地底に潜む大鯰の仕業であり、鹿島大明神(かしまだいみょ […]

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平成十六年 素戔嗚

平成十六年 出陣 素戔嗚 (すさのお) 高天原から出雲へ下りた素戔嗚尊(すさのおのみこと)は、簸(ひ)の川(かわ)上流で老夫婦が嘆き悲しんでいるのに出会った。毎年八岐大蛇(やまたのおろち)が現われ、娘を一人ずつ呑み、すで […]

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平成十五年 入雲龍公孫勝

平成十五年 出陣 入雲龍公孫勝 (にゅううんりゅうこうそんしょう) 中国北宋末、腐敗混濁した世にあって好漢たちが権力に戦いを挑む水のほとりの物語、「水滸伝」より。姓が公孫、名は勝、別名一清道人(いっせいどうじん)と号す。 […]

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平成十四年 公時と山姥

平成十四年 出陣 公時と山姥 (きんときとやまんば)  平安時代中期、箱根の足柄山中に山姥と童子の母子が住んでいた。山姥と赤龍との間に生まれたというこの童子は里人から金太郎と呼ばれていた。幼い頃より山の動物たちと共に暮ら […]

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