平成二十年 黒旋風李逵

平成二十年 出陣

黒旋風李逵

(こくせんぷうりき)

 中国、北宋末、腐敗混濁した世にあって、好漢たちが権力に戦いを挑む水のほとりの物語、「水滸伝」より。
 謀反の罪に問われ、刑場へと引きたてられた、宗江(そうこう)と戴宗(たいそう)。
 首斬り役人が刀を手にし、これからというまさにその時、二人を救おうと梁山泊(りょうざんぱく)の面々が、どっとばかり刑場へとなだれこんできた。
 その中から飛び出し、真先に役人を斬り倒した黒い大男。手にする得意の二挺斧(にちょうおの)をふるって奮戦する、この男こそ、人呼んで「黒いつむじ風」黒旋風李(こくせんぷうりき)。
 山東の地、梁山泊(りょうざんぱく)。ここに集う、綺羅星(きらぼし)の豪傑百八人。彼もまたその一人である。
 尚、ねぶたの送りは、馬上で指揮する梁山泊(りょうざんぱく)の頭領・托塔天王晁蓋(たくとうてんのうちょうがい)の勇姿である。

解説 竹浪 比呂央

○○賞 受賞

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