平成二十一年 関羽

平成二十一年 出陣

関羽

(かんう)

 中国三国時代、蜀漢(しょくかん)の英雄・関羽雲長(かんううんちょう)。
 張飛(ちょうひ)と共に劉備(りゅうび)の義弟で、青龍偃月刀(せいりゅうえんげつとう)を手に、名馬赤兎馬(せきとば)にまたがり、人並み外れた武勇を誇って戦い続けた。長く美しい髭をたくわえて、“美髭公(びぜんこう)”の異名をもつ。
 “五漢に六将を斬る”決死の千里行を敢行するなど、智勇兼備の猛将と恐れられる一方で、恩と義に生きる人柄は、敵将・曹操(そうそう)からも敬愛された。
 魏と呉に挟撃されて敗死するが、義理人情を終生大事にしたことから、信用第一の商売の守護者として崇められた。後世、各地の“関帝廟(かんていびょう)”に武神・商神として祀られ、今なお多くの人々の信仰を集めている。

解説 竹浪 比呂央

○○賞 受賞

※このコンテンツ内のねぶた・写真・解説文の著作は、「マルハニチロ侫武多会」・「撮影者」・「ねぶた制作者」が有しております。 これらの著作物の無断転載・複製などの一切を禁じます。