【本日の10時セリ!!(サワラ)】
本日は、スズキ目サバ科サワラ属サワラをご紹介します。 写真は、青森県陸奥湾産で重量が3キロです。 本日は、上記のような素晴らしいサイズ2?3キロが数多く水揚されました。 特徴はご覧の通り長い全長と、体側に7?8列の黒いハンテンがありますが、薄すぎて見えないモノもいます。 サワラ属は体が細長く、腹の部分がやや狭く見えたことから、 「狭い腹」(せまいはら)がサワラになったという説が有力です。 ちなみに、出世魚でございまして、50センチ以下のものを関東でサゴチ、関西ではサゴシ、 50?70センチのものを関西ではヤナギと言います。 サゴシは「狭い腰」の意味だと言われています。 江戸時代前期では、「カラスミ」と言えば、ボラの卵巣ではなく、このサワラの卵巣であったという記述もあります。 魚偏に春とかいてサワラ(鰆)という漢字ですし、春告げ魚として有名なのですが、 関東では、冬場に水揚げされる寒ザワラが好まれます。(これからの時期に水揚されるモノですね。) 西日本では、春先の産卵前のものが、特に脂がのっているため好まれます。 上記のように地域によって、旬の好みが分かれるサワラですが、 上品な白身で、クセがないため、さまざまな料理に向きます。 刺身・西京焼き・酢締め・塩焼・照焼き・天ぷら・粕漬け・竜田揚げ・ムニエル・フライ・グラタンなどに合います。