【本日の10時セリ!!(サワラ)】

おはようございます。

本日はスズキ目サバ科サワラ属サワラをご紹介します。

サワラ属は体が細長く、腹の部分がやや狭く見えたことから、

「狭い腹」(せまいはら)がサワラになったという説が有力です。

出世魚として知られ、50センチ以下のものを関東でサゴチ、関西ではサゴシ、50?70センチのものを関西ではヤナギと言います。

サゴシは「狭い腰」の意味だと言われています。

西日本では、よく食される魚なのですが、東日本(特に青森)ではあまり食されておりません。

理由は、青森ではつい最近まで、サワラが捕れていなかったそうです。(親しみがなかったんでしょうね。)

食し方ですが上品な白身ですので、鮮度が良いものは刺身、クセがないので、照焼きや塩焼、天ぷら、ムニエルやフライ等でどうぞ。

瀬戸内海地域や関西では、とくに白味噌を使った西京焼きや西京浸け、酢締めした生寿司(きずし)が好まれています。

江戸時代前期では、「カラスミ」と言えば、ボラの卵巣ではなく、このワラサの卵巣であったという記述もあります。

魚偏に春とかいてサワラ(鰆)という名のとおり、春告げ魚として有名ですが、関東では、冬場に水揚げされる寒ザワラが好まれます。

西日本では、春先の産卵前のものが、特に脂がのっているため好まれます。

以前までの私は、サワラとワラサをよく混同しておりました。(現在も若干あやしいですけれどもね・・・。)

最後に一句!!

頭くる 触らないでと 言う娘 (詠み人 「昔はかわいかったのにな・・」さん)