【本日の10時セリ!!判明しました。(ミシマオコゼ)】
おはようございます。 本日は、スズキ目ミシマオコゼ科ミシマオコゼ属のミシマオコゼをご紹介します。 実は先月から何度か水揚され、撮影していたのですが、何の魚だか?わからなかったのです。 (暖流系統の魚とはいえ・・・、お恥ずかしい。。) 弊社近海魚の担当に聞いても、『アンコウのオスだ!!』との答えで、 お客様に聞いても「アンコウのオスだと思うよ。」と言われ、 図鑑をひっくり返し、インターネットでも調べましたが、確たる証拠がなく、掲載を控えておりました。 しかしながら、本日ようやく何者?!なのか判明いたしました。(胸を撫で下ろしました。) 特徴と生態ですが、頭は四角い箱のようで、普段は砂に潜って目と口だけを出していることが多く、 小魚を襲って食べる待ち伏せ型の肉食魚です。 ミシマオコゼの仲間は、その常に上を見ている様子から英名は『stargazer』と呼ばれています。 *『stargazer』は、星を見つめる人や天文学者という意味があります。 ミシマオコゼは『Japanese stargazer』と言います。 肉は白身で、よく締まっていますが、流通量が少ないため、美味しさについては未知数です。 かまぼこ等の練り製品に使用されるのが大多数であり、地域によっては刺身や鍋にして食べられるようです。 名前こそミシマオコゼですが、オコゼ類(カサゴ目フサカサゴ科)とは全く別のグループですから、ご注意下さい。 ↑とてもかわいいとは言いづらいお顔です。 ↑確かに腹ビレはアンコウに似ています。