【本日の10時セリ!! 難しい・・・。(マコガレイ)】
こんにちは。
本日は、カレイ目カレイ科ツノガレイ属のマコガレイをご紹介します。
が、個人的に紹介するのをためらっておりました。
と言いますのも、カレイは似ているモノが多く、種類も日本近海だけで約40種類も生息しているのです。
その上陳列するときには、↓写真のようにお腹側(無眼側と言います。)をオモテにします。
これは、逆の向きで(有眼側)おくと、白いお腹が赤く染まることが多く、お客様が嫌うためと、
産卵期の時に、卵の大きさや入り具合を分かり易くするためです。

写真をご覧いただければわかるとおり、1個体ずつ輪ゴムで留めてあります。
理由を担当者に聞いたところ、卵が体外に出ることを防ぐためだそうです。
このようにして出荷するのは、青森市近辺の漁師さんだけだそうで、他県ではあまり見られないそうです。
この卵が入ったマコガレイは煮付けにすると美味しいです。
卵の入っていないオスは、煮付け・刺身・から揚げなども合います。
<少し分かり難いかもしれない余談>
さて話を戻し、何故紹介をためらったのか詳細を述べますと、
標準和名では『マコガレイ』と呼ばれているこの魚、本日の青森市場では『クロガレイ』と呼んでおりました。
(クロガレイという魚は、姿形も異なるカレイ目カレイ科ツノガレイ属のクロガレイが別に存在します。)
ナゼ本日のと強調したかと申しますと昨年弊社担当社に、マコガレイだと教わったからです。
(だんだん、わからなくなってきたでしょう?)
じゃあ、マコガレイのことをクロガレイと青森では呼ぶのだなと、納得しようとしたら、
『マコガレイ』と、青森市場で呼ぶ『クロガレイ』は似ているが異なるカレイだと言うのです。
弊社のお客様にマコガレイを指差し、「コレはマコですよね。」と伺ったところ、
「おしいね。クロガレイだよ。」とのお答えを頂戴しました。
つまりは、漁獲される地域・季節や水温・海流によって変化するであろう、
魚の違いを見抜き(目利き?)カテゴリー分けを細分化しているということになります。
しかも、弊社担当者とそれを購入するお客様の間では共通で認識しているということになります。
「何が違うのですか?」と聞いても、「見ればわかる・・・としか言いようがないね。」とのことです。
私から言えることは『とにかく、カレイは難しい』ということです。
魚屋は、『カレイが分かれば一人前』という言葉があります。
私には、当分きそうもありません。。
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