【新人レポート!!ねぶた引越し。】
本日は、新人2人目のトピックス更新です!
皆さん、こんにちは。
今日は新人2号がねぶた制作についてお話します。
4月29日に青森市内の某倉庫から青森県観光物産館「アスパム」隣の通称「ラッセランド」へと
引越しをしました。
いよいよ本格的な制作のスタートとなります。
ねぶたの制作作業は、「桜の花見が終わってから」とよく言われていますが、
青森の大型ねぶたの場合は雪が降る前の11月頃から針金の作業が始まっています。
ですので、ラッセランドに引っ越してからは、作ってきた顔や手などのパーツを合体させるという感じです。
その後は、ソケット・電球付け→紙貼り→書割り(墨書き)→ロウ書き→色付け→台上げと進んでいきます。
ここで雑談ですが、今まで青森ねぶたには多くの動物が登場しました。
馬・牛・鹿・鳥・蛇・亀・蛙・龍(想像上の生き物ですが)そして、魚です。
他の動物に比べると少ないですが、多くの魚がねぶたに登場しました。
マルハニチロ侫武多会で過去に出陣したものですと、平成17年出陣の「地震鯰(なまず)」の鯰や
平成12年出陣「山幸彦 海中に入る」の鯛、平成11年出陣「魚跳龍門」の鯉などがありました。
どんなねぶただったのか気になる方は、弊社HP内の「出陣ねぶた展示室」でご確認ください。
この他に、他の団体さんのねぶたですと、鮭や鮪、蛸などもありました。
動物に関して、ねぶた師の先生にお聞きすると、魚などの動物は実際に存在するものなので
誤魔化しが出来なく、また人それぞれにその動物に対してのイメージがある分、
作るのが非常に難しいと言っていました。
平成21年出陣のマルハニチロ侫武多会のねぶたには、龍と馬が登場します。
生き物が2体で、プラス馬に人が乗っているという構図ですので、
ますます難しくなるのではないかと思います。
原画はこちら
今後の作業の進行状況としては、6月初旬に針金の骨組み作業が終わり、
7月初旬に紙貼り作業が終わる予定だそうです。
そして、そろそろ各団体の囃子方の野外での練習があちらこちらで始まり、
青森市内は祭りモードに突入し活気付いてきます。
今から8月の本番が待ち遠しいです。
以上、ねぶたマニアの新人2号がお伝えしました。
*このコンテンツ内のねぶた・写真の著作は、「マルハニチロ侫武多会」・「撮影者」・「ねぶた制作者」が有しております。 これらの著作物の無断転載・複製などの一切を禁じます。