【御節料理パート3 (クリキントン クロマメ)】
おはようございます。
本日も御節料理に欠かせない、甘いモノ代表選手である栗キントンと黒豆のご紹介です。
栗金団(クリキントン)は、栗の色が黄色いので金といい、丸い固まりなので団といいます。
(『金団』とは黄金の団子という意味なのだそうです。)
黄金色の丸い小判を意味してお金が貯まるようにという願いから御節料理で食されるようになったようです。
黄金に近いこの色は、クチナシの実で黄色に色付けているそうです。
クチナシは、渡哲也さんの歌にもなった、アカネ科クチナシ属の白い花を咲かせる植物で、
実は赤く、その実が割れないことからクチナシという名前になったと言われています。
クチナシの赤い実を乾燥させた後に切り、水に浸けると黄色い色になります。
その色で、クリキントンをはじめ、たくあんや様々な染料に使われているそうです。
黒豆は、黒と豆に分けて意味があるようです。
黒には魔よけの効果が有るとされていたことから、黒いモノを食べると悪いモノをよせつけないという意味があり、
豆は、まめ(勤勉)に働き、まめ(健康)に暮らせることを願って食べられていたようです。
*平仮名で書く『まめ』には健康という意味もあるそうですよ。