【毎年、皆様を混乱させるモノ (シラウオ)】 2008年12月15日 最終更新日時 : 2023年6月21日 WebMaster おはようございます。 本日は、サケ目シラウオ科シラウオ属のシラウオをご紹介します。 写真は、青森県小川原湖産です。 小川原湖のシラウオ漁は秋漁が9月?翌3月に、春漁が4月?6月に行われ、 秋漁の9月?11月が最盛期を迎えます。 ただし、今年は、大量発生した藻の影響でカビ臭が報告されまして、 休漁していた小川原湖のシラウオとワカサギ漁が12月4日から、約二カ月ぶりに再開されたのです。 ん??ということは、7・8月だけ漁を休むのか?と思った方が多いのではないでしょうか? 確かに、そうなのですが、冬場(12月後半?3月前半)は小川原湖に氷が張ってしまい、 漁がほとんど出来ないそうです。 食し方は写真ぐらいのサイズであれば、卵とじ・天ぷら・椀物・軍艦巻きにしてお召し上がり下さい。 このシラウオは、汽水域や内湾に生息していますが、サケ目の魚だけあり、 海洋に出たモノも春になると産卵のため河川に戻ってきます。 海に出たモノは10センチを超え、刺身にすると大変美味だそうですが・・・、 お値段もビックリプライスになるそうです。 さて、よく皆様を混乱させるシラウオとシロウオ、 シラウオはサケ目シラウオ科で、最大で10センチほどに成長します。 特徴は、頭の先がトンガって長く平たいこと、よ?く見ないと解かりづらいのですが、脂ビレがあるか無いかです。 こちらは、漢字で書くと「白魚」です。 スズキ目ハゼ科ハゼ亜目シロウオ属のシロウオは特徴は、細長く透明で、体に鱗がありません。 そして、体の中心部分に浮き袋があります。 何かの幼魚と思われたりしますが、ハゼ科の立派な成魚(大人)です。 このように幼形のまま成熟して成魚になる現象は、幼形成熟(ネオテニー)と呼ばれています。 (例)アホロートル(ウーパールーパー)やイソギンチャクなどetc 漢字で記載すると「白魚」または「素魚」と書きます。 これもまた混同する理由の一つでしょうね。