【本日の10時セリ!!(アオリイカ)】

おはようございます。 本日は、ツツイカ目ヤリイカ科のアオリイカをご紹介します。 写真は、青森県陸奥湾産で全長20センチ程度です。 大きいモノは、胴の長さだけで、40センチ以上になるそうです。 沖縄などではアオリイカを、そのサイズと色から『シロイカ』、『アカイカ』、『クァイイカ(クワイイカ)』、 の3種類に区別して販売しているようです。 本日ご紹介しているアオリイカは上記の分類だと・・・、 写真で見る限りでは、『シロイカの子供』ということになりそうです。 イカ類の中では高級とされており、その弾力のある歯応えと、 旨み+甘みは他のイカ類と比較すると、群を抜いています。 【シロイカ】 もっとも一般的なアオリイカで高級とされています。味も1番良いとされています。 生息地は、北海道の北部を除いた全国だそうです。 【アカイカ】 3?5キロで全長も1メートルほどになり、名前のとおり、白くなく、赤もしくは黄色になるそうです。 主な産地は、八丈島だそうです。 【クァイイカ(クワイイカ)】 黒みがかった体色、全長15?17センチほどで、沖縄県北部・小笠原諸島で生息が確認されています。 最近の研究により、この3種は産卵生態なども違うことがわかってきたそうです。(確証はありません。) しかし、学名などの研究が遅れていて、まだ整理ができていない状況だそうです。 そのうち、シロアオリイカ・アカアオリイカ・クワイアオリイカという名称がついて分けられるかもしれませんね。 <薀蓄1> 英語でイカは、squidとcuttlefishに分けて呼ばれています。 コウイカにはcuttle boneという石灰質の甲の骨のような物があります。 このため、コウイカ目はcuttlefishと呼び、 ヤリイカやスルメイカのように、甲が柔らかく薄っぺらいモノはsquidと呼ばれています。 アオリイカは姿・形からいうとコウイカ類に大変よく似ていますが、ヤリイカ科のため英語ではsquidと呼ばれます。 ちなみに、コウイカの由来は「甲を持つイカ」からきていると言われています。 <薀蓄2> イカの数え方ですが、生きて泳いでいる間は1匹2匹で、本日のように水揚げされると1杯2杯、 焼いて食べるスルメのように干して加工したモノは1枚2枚と数えます。 若干面倒ですよね。(忙しくない方は、豆知識として覚えてみては、いかがでしょうか?)