【本日の10時セリ!!(マイワシ)】
おはようございます。
本日はニシン目ニシン科マイワシ属マイワシをご紹介します。
写真は全長20センチ程度、青森県むつ湾産です。青森での旬は5?6月頃となっております。
マイワシは、海面近くから100メートルほどの深さを大きな群れを作って泳ぎ、
春から夏にかけて北上し、秋から冬には南下していきます。
そのため、青森でも一年に2度水揚げされる時期があります。
マイワシの英名『Japanese sardine(サーディン)』は、昔地中海にいたイワシ類が、
サルディーニャ島周辺(イタリアの西側にあります。)で大量に漁獲されたために、
島の名前にちなんでつけられたと言われています。
和名でのイワシ(『鰯』や『鰮』)は、何度か説明していますが・・・、
この魚種がすぐに死んでしまう弱い魚だから「弱し」が転訛したのではないか?という説と、
上等では無い魚という「卑し(いやし)」が転じたのではないか?という二つの説が有力とされています。
マイワシの別称に、ヒラゴ・ヤシ・オイサザ・ナナツボシなどがあります。
その中でもナナツボシは比較的広い地域で使われており、その由来も下記写真のように、
目の位置から尾ビレに向かって一列にある七個以上の黒点からその別称がついたと言われています。
その黒点が色濃くはっきり出ているモノほど鮮度が良いとされています。
マイワシは他のイワシ類と比べて脂質量やカロリーが高い、栄養価の高い魚です。
夏バテになる前に食してみてはいかがでしょうか?(まだ、春ですけれどもね。)