【本日は、青森の年末といえば・・・(マナマコ)】

おはようございます。 本日は、棘皮動物(キョクヒドウブツ)門ナマコ綱マナマコ科のマナマコをご紹介します。 写真は青森県上北郡横浜町産です。青森で横浜といえば、神奈川県の横浜ではなく、横浜町を指します。 ナマコで有名な横浜町ですが、この他には、菜の花の栽培地としても大変有名です。 菜の花で出来た迷路(菜の花の面積が日本一だそうです)や、ヘリコプターからの遊覧もできるそうです。 さて、青森県のナマコ漁は、10月1日?4月末日までと資源保護のため禁漁期があります。 つまり、寒い時期だけ漁をすることが認められているわけです。 この時期に漁をする漁師さん達は大変であろうな?と思います。 ある文献によると、江戸時代から横浜町のマナマコは珍重されていたらしいです。 現在でも、青森県の陸奥湾産や横浜町産のナマコは日本のみならず、世界でも大変高い評価を得ています。 本日ご紹介している横浜町産のマナマコは他の産地のモノと比較すると、品質がよく、歯ごたえが柔らかいです。 英名では「sea cucumber」と直訳すると海のキュウリです。確かに形が似ていますよね。 ナマコの名前の由来ですが、古くはナマコとは言わず『コ』と呼んでいたようです。 その『コ』を生で食べることから『ナマコ』と呼ぶようになったという説が有力です。 この名残から卵巣を干したものは『コノコ』または『口子(クチコ)』と呼ばれ、『コノワタ』(「コ」の腸)、などという言葉が残っています。 青森の年末には欠かせない商品ですが、年々お値段が上昇しております。 残念ながら、一般家庭の食卓にあがり難い商品になりつつあります。 もし、機会がございましたら、青森県産のマナマコをお試し下さい。 食し方は、刺身、酢の物が一般的です。口に入れると磯の香りが一杯で食感を楽しむ食品です。 最後に一句!! 記憶なし コノコ誰のコ ナマコのコ (詠み人 『さて、何回「コ」といったでしょう。』さん)