【カラフルな魚にはトゲが・・・。(ソウシハギ)】

おはようございます。 本日の10時セリで販売しなかった魚がいました。 本日ご紹介する、フグ目カワハギ科ウスバハギ属のソウシハギです。(48センチ、560グラム) どうですか?若干ドクドクしい色合いでしょう?体には青い波線状の模様があります。 ソウシハギは琉球列島や相模湾以南に生息しています。(またもや、青森では漁獲されない魚です。) このソウシハギは内臓に毒を持っている、カワハギ科の中では珍しい種類です。 (以前、沖縄県でソウシハギの消化管の内容物により、豚の死亡例があります。) 身には毒がありませんが、青森では見慣れない魚であること、 万が一でも内臓を食べてしまう方がいるかもしれないので、販売を取りやめました。 では何故、販売を取りやめた魚がまな板の上にあるのか???? 私と優しい上司が責任を持ってソウシハギの身を刺身にして食べてみました。 勿論、内臓は傷を付けないように細心注意を払っておろし、身はよ?く洗浄し、 念のため内臓に近い部分の身は食べずに廃棄しました。 普通に美味しかったです。(現代のへんてこな言葉使いで申し訳ありません。) 醤油だけで食べたのですが、優しい上司は、「やっぱり肝醤油でカワハギ系統は食いてえよな」と言っていました。 ↑みたいな方がいるので、やっぱり販売しなくて良かったと再認識しました。   皮がこんな模様でも、ぶりっと剥がすと他のカワハギと変わりませんね。 弊社、社員食堂のおばちゃんは、ソウシハギの皮のカラフルさが気に入り、 ハンドバックの柄に使いたいと言っていました。(ハイカラさんです。) 明日は、弊社お休みです。お間違いのないように・・・。