【本日の10時セリ!!(ヒラソウダ)】
こんばんは。
本日は、スズキ目サバ科ソウダカツオ属のヒラソウダをご紹介します。
サバ科のソウダカツオ属はヒラソウダとマルソウダの2種がいます。
互いに、よ?く似ているため、ほぼ区別されず「そうだがつお」として販売されることが多いです。
目が口に近いため『眼近(メジカ)』と呼ぶ地域もあります。
どちらとも、鮮度が落ちやすいため、生節や削り節の材料にされることが多く、
『そうだ節』や『めじか節』などと呼ばれています。
鮮度が落ちると、ヒスタミン中毒を起しやすいこともあって、注意が必要ですが、
本日ご紹介しているヒラソウダは新鮮ならば、ぜひお刺身で食して頂きたい魚です。
脂がのり、トロトロの身でサバ科特有の臭みも少なく大変美味です。(血合いは食さない方がベターです。)
ヒラソウダとマルソウダの見分け方ですが、体高が高く、やや平べったいのがヒラソウダで、
体高が低く、丸い円筒形なのが、マルソウダなのですが、
2種類を同時に見られたとしても、見分けが難しいです。(魚のプロが区別しないで売るぐらいですからね。)
そこで、私は、胸ビレ周辺にあるウロコのつき方で見分けます。
下の写真のように、第1背ビレを過ぎると急激にウロコの範囲が狭くなるのが、ヒラソウダで、
第1背ビレを過ぎ、第2背ビレ付近まで、緩やかにウロコの範囲が狭くなるのが、マルソウダです。
ヒラソウダはキュッと狭くなり、線のようなウロコですが、マルソウダは帯のようなウロコが続きます。
青森では、これからが旬です。見かけたらぜひお試し下さい。
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