【本日は、デキタテの雑談です。】

おはようございます。

連続の雑談はしないように心がけているのですが、本日の起こった出来事ゆえ、ご了承ください。

本日のテーマは、「些細な事」です。(長いです。お急ぎの方はご注意ください。)

本日も雪が積もっているため、バスでの通勤になったのですが・・・。

本日乗車したバスの運転手さんが良かったんです。(年齢は30歳代かと思われます。)

何がかと申しますと、口調や応対が丁寧だったのです。

通常のバスの運転手さんだと、出発時に「揺れますので、お気を付けください。」ぐらいしか言わないのですが、

その運転手さんは、「車線を変更いたしますので、しっかりとお掴まりください。」とか「右に曲がりますので、ご注意ください。」と言ったのです。

『お、珍しい言い回しだな』と思って聞いていると、「このバスは?経由?行きですので、

○○と××には停まりません。お気を付け下さい。」とのインフォメーションを数回していたのです。

この経由のバスに乗りたての頃、ドコに停車するのかがわからず、とんでもないところまで行ってしまい遅刻しそうになった経験のある私には、こういう情報はありがたいことでした。

1番感心したのは、「本日は、滑りやすくなっております。ご降車後の雪道にもお気を付け下さい」などと、些細な事なのですが、ひと言ひと言に気遣いが感じられました。その上、言わされている感じや、ダラダラした感じが無く、心から言っているように感じられました。たったこれだけのことで、私は心がホカホカしてきました。

降車するお客様に、一人一人顔を見ながら、「どうも、ありがとうございました。」と言っていて、勝手にホンモノだ!!と思っていました。このホスピタリティーあふれる応対に私は、運転手さんに何か声を掛けたくなりました。

『なんて言えばいいのかな?』と自分が降りるバス停までの間考えていました。『やはり、降りぎわに・・・なんかこう、ひと言・・感謝の意をこめて・・・』と考え、『あなたの応対は素晴らしいです!』とでも言おうかな?とか、

そっと後ろから抱きしめようかと考えましたが、運転席の後ろは薄い壁のような仕切りがありますから、

それは叶いません。(大体にして、そんな根性は持ちあわせがありません。)

悶々と考えていた時に、先に降車した女子高生が降りぎわに、「ありがとうございます。」と言っていました。

私は『これだ!!たったこれだけでもいいじゃない。運転手さんありがとうございます。』でも・・・、

若干パンチが弱いなと考え『いつも・・・(じゃないのに)を付けたら、強調構文になるな!』という答えに達し、

心の中で降りぎわに『運転手さん、いつもありがとうございます。』・・・と言う練習をしていました。

ついに私が降りるバス停に着き、周りを見渡したところそのバス停で降りるのは私だけだということがわかりました。『よし、シチュエーションは完璧だ。後は、スムーズにバスカードを差し込んで、料金を支払い、ステップに足が掛かるか掛からないかで、あのセリフだ!!』と作戦実行に対して念入りにシュミレーションしていました。

後部席から、颯爽と降車口である運転席に向かい、バスカードを読み取り機に差込、ステップに足が差し掛かるか差し掛からないか、『よし!!ここだ・・・・、』     『うんてん・・・』と言おうと思った瞬間に、

「お客さん、バスカードが逆さまですよ。」と運転手さんに言われ、慌ててしまい、

『あ?!、え、、あー。すいません。』と言ってバスを降り、プッシュ?とバスのドアが閉まりました。

注)青森の市営バスカードは表(絵がある)と裏(絵がなく、グレー)があり、絵が書いてある表を運転手さんに見せるような形で通さないと、お金が支払えないようになっています。

ケアレスミスで、お礼のひと言を言い損なってしまった私。

2年間もこのバスカードを使用して乗っているにも関わらず、逆さまに通してしまいココ1番で結果を出せない私。

先に行くバスを見送りながら、『運転手さんありがとうが言えなくてゴメンなさい』と心の中で呟きました。