【本日の10時セリ!!青森では珍しい (マアナゴ)】
おはようございます。 本日は、ウナギ目アナゴ科クロアナゴ属のマアナゴをご紹介します。 マアナゴ(真アナゴ)なのに、クロアナゴ属なんですよね。標準和名の不思議??です。 写真は、青森県むつ湾産で全長58センチ重量1キロです。 むつ湾で漁獲されることは、そう多くありません。 日本全域の大陸棚斜面や、沿岸域に生息しメスの方がオスより成長がよく、寿命も長いと言われています。 オスは全長40センチ、メスは全長90センチになるそうです。ということで、写真はメスだと思われます。 産卵は琉球列島方面の黒潮域で行われると考えられていますが、詳細は不明だそうです。 親魚は卵を産出するとそのまま死ぬらしいです。 夜行性であり、夜間に巣穴から出てきて、魚や甲殻類を食します。 ビタミンAを多く含み、夏アナゴと呼ばれる7?8月が旬です。 (妊娠中の方は、ビタミンA過多の危険性がありますので、ご注意を!!) 食し方ですが、天ぷら・すし種・白焼き・蒲焼などがお勧めです。 ウナギは食べられないがアナゴは食べられるという方がいますが、多分アナゴの脂肪分がウナギの半分以下で、 サッパリと軽い食感が楽しめるからだと推察します。(私がそうなもので・・・。) アナゴの稚魚を生のままポン酢などで賞味しますが、このアナゴの稚魚を『のれそれ』といいます。 (ちなみに、津軽弁で『のれそれ』とは、力一杯頑張るという意味になります。) やる方は、いないと思いますが、アナゴ類(ウナギを含む)の生食は避けてください。 イクチオヘモトキシンと言う蛋白毒があり、食すと二日酔いのような症状になります。 熱を加えると無毒になりますので、蒸す・焼く・煮るをしましょう。(ウナギは毒素が強いそうですから、生食は×) 昨今は、マアナゴの刺身も出ております。(インターネットでの販売も行われています。) それは、専門の業者様がしっかりと血抜きをしているからです。素人が行うのは危険です!! 以前掲載したクロアナゴはコチラ 以前掲載したもっと珍しいハナアナゴはコチラ